昨日、倉敷市真備町へグルメサイクリングに行っていました。
きっかけは、今年7月の西日本豪雨でLOKO Bicycleを大切にしてくださっている方のご親族が被災されたことでした。
僕らに何かできないかと考え、可能なメンバーで現地活動へ行きました。たった2日間の泥かき作業しかしていませんが、あの時の大変さは今も忘れません。
あれから約5か月経ち、岡山の友人サイクリストから真備町のパン屋さんが再開したとの情報を受け、突然思い立って今回も可能なメンバーで行ってきました。
今回の目的は、まず叔父さん・叔母さんの元気な姿を拝見すること。
次に、サイクリングというよりも自転車という機動力のある乗り物で、許す限りの店舗を周り、お買い物をすることでした。
下調べした店舗は、約10店舗。そのうち再開されていたのは5店舗。
真っ先にパン屋さんへ行き、うどん屋さん、コーヒー屋さん、ケーキ屋さん、焼肉屋さんとまわりました。
実際足を運ぶと再開どころではない状況が目に入ってきます。再開されているお店も被災された店舗横の敷地内にプレハブやテントをたてたり、ガレージを使用したり、整っていない環境でお客様に提供できる可能な限りのメニューで再開されていました。
仮店舗のそばには、一見綺麗な外見をした建物があるにもかかわらず、浸水で被害にあった建物の中は、大変な状況で使えません。そのような店舗・住居が町中いたる所にありました。
こうしてお店や企業、一般の方々が、少しずついままでの生活を取り戻そうと頑張っておられますが、なかなかスムースにはいかないことが現状のようです。
この5か月でようやく使えなくなった物たちの搬出が終わり、次は建物の解体作業といいたいところですが、その解体作業も順番待ち。
1000戸ある解体現場の完遂は、当初年度内の目標が、現実は早くても来年9月末までかかる見込みだとか。
酷暑に被災された皆さんは危険なほどの暑さの中、何とか気力でここまでやってこられました。
そして今日から冬本番の寒さになり、被災者皆さんの心身が心配です。
僕のできることは限られていますが、これからも関心を持ち続けをたいと思います。
それぞれの壁を乗り越えこの街に、人・灯り・活気・笑顔が戻って来ることを切に願っています。