4/1(月)から4/4(木)まで春休みを頂戴し、陸奥の旅に行ってきました。
東京経由常磐自動車道を走り高速道路を降りてまず向かった先は、仙台市内より太平洋側に少し行った七ヶ浜町。
震災前も震災後もトライアスロン大会を開催してくれているトライアスロンにゆかりのある場所です。震災から8年後の姿を確認するためやって来ました。
そこから海岸線を北上していきます。
日本三景の一つ松島、石巻、南三陸、気仙沼、陸前高田、大船渡、釜石、大槌、山田、宮古、最北は田老まで。
ところどころ震災を後世に伝え残す震災遺構を訪ね、時おりミニベロを車から降ろして、風土と震災後の力強さを感じながらサイクリングをしてきました。
震災1年後、周りから集めお預かりした義援金を渡すため釜石を訪れた時は、被災した建物がそのまま残っていたり、流されたり取り壊された家の土台だけがあちこちに見られたりと、まだ震災の凄惨さを感じるほどでしたが、
今回は地域差はあれど、工事車両が行き交い、かさあげされた土地は区画整理され、これから建物が建っていく様を想像できるまでになっていました。所により新しい家屋や商店、街並みもできつつあり復興の足音を聞くこともできました。
とはいえ昔ながらの街並みが消え、
さらに海岸線には、以前よりも更に高い防潮堤がそびえる姿は、言葉では表現できないものがありました。
地元の方に当時のお話を聞く機会が何度かありましたが、尊敬の念を含んだ「すごいですね」としか口に出すことができなかったことは、
震災に対する僕自身の知識と経験の無さを実感することになりました。
景色は美しく、海の幸は新鮮で美味しく、温泉もあって、走り甲斐のありそうな道も沢山あって、今もサイクリングの魅力が詰まった場所であるこは間違いありません。
遠く1000km以上も離れた滋賀に居る僕ですが、未曽有の災害から復興しようと頑張る東北の地にいつも想いを馳せ、
ツール・ド・東北といったサイクルイベントも開催されていますので、いつか時期をみてLOKOツアーとして皆さんと共に再度訪れ、さらに元気になった東北を見に行きたいと思います。
その時は、皆さん宜しくお願いいたします。