昨年の春休みを利用しての東北家族旅、その際お世話になった気仙沼大島にある宿「気仙沼ちゃんの宿 アインスくりこ」さんから先日、地元で水揚げされたワカメが送られてきました。そう言えば、現地滞在した時、水揚げされたワカメを仕分けされていたことを思い出します。
コリコリのプリプリの生ワカメは、新鮮だからこそ味わえる食感と鮮やかさと深みがありました。
感謝の気持ちをお伝えするべく、その時撮った写真と一緒に子供達からのお手紙と滋賀県が誇るバームクーヘンをお返しに送りました。併せて、宿のお父さんにご紹介いただき子供たちに震災当時のことをお話いただいた「ひまわりさん」こと菅原さんにも同じものを同封させていただきました。
すると翌日の晩に、宿のお父さんから丁寧にお電話をいただき、さらにその翌日には、ひまわりさんからもお礼のお電話をいただきました。
11年前に一言では表現できない出来事があり、それでもたくましく今の日々を歩んでおられる。しかも1年経った同時期に、1度宿泊しただけなのに、何も言わずワカメを送って来てくださる。感謝なのか、優しさなのか、気遣いなのか、思いやりなのか。それを毎年多くの方にされていると思うと頭が下ります。
添えた手紙にも記したのですが、もう一度気仙沼ちゃんはじめ宿の方やひまわりさんにお会いするべく気仙沼を訪れたいと思っています。
そして、もちろん自転車を持っていってあの安波山に登って、美しい気仙沼湾と街並みを再び眺めたいと思います。
一日も早く被災地そして世界が安堵できる日常に戻りますように。
尊く貴重な命が失われませんように。