ツール・ド・東北を走り終えたその日中に気仙沼へと移動しました。
一番の目的は、安波山から気仙沼港を眺めることでした。
この眺望を大変気に入って以来、東北を訪れる際は、必ず訪れるようになりました。
今回は、翌朝夜明けと同時に自転車で上りました。
草木が生い茂っていたのとかすみがかっていたこともあり、過去2回春に訪れたほどの眺望とはいきませんでしたが、季節の異なる眺望を朝陽を含めて楽しむことができました。
宿に戻ったあと宿のスタッフさんに気仙沼市復興祈念公園と「命のらせん階段」をご案内いただきました。
チェックアウト後は、帯同していた母親が南三陸町の旧防災対策庁舎を見ておきたいというので南三陸町震災復興祈念公園に寄ってから帰路につきました。
今回、前泊の宿の女将さんとツール・ド・東北を一緒に走った今村さんと気仙沼を案内してくれた宿のスタッフさんに震災当時のお話を聞くことができましたが、それぞれのエピソードがあり感慨深いものがありました。
皆さん自分から話されるわけではありませんが、聞くと優しく当時のことを語ってくれます。
その瞬間のご自身の状況、お住いの地域の状況、宿ゆえの苦労と喜び、安置所担当になった旦那さんが不足して困ったものなど、人のために一生懸命だったことがうかがい知ることができました。
震災が僕の中で風化しないよう次の機会もいろんな方とお話できたらと思っています。