このホイールで走ったら勝手に前に進むと思えるぐらい、高速域での走りが心地よいのがROVAL RAPIDE CLⅡです。
上位モデルのCLX Ⅱと比較すると70gほど重量増となりますが、このリムハイトで前後セット1590g。前後で異なるリム形状がおりなす高い空力性能と安定性を考えるとむしろコスパの良いホイールだと思います。
フロントホイールは、リアよりもハイトが低く、なのに外幅は広くつくられ、それはフロントが一番風の影響を受けるところにあり、横風による不安定な挙動や風の抵抗を計算されたゆえのカタチです。
一方、リアホイールのハイトは、フロントより9mm高く、外幅が4.7mmも狭いのは、横風の影響をほとんど受けないためであり、ハイトは高く軽さを求めたカタチを具現化しています。
そんなギミックが盛り込まれたホイールで、平地を走れば楽しくて仕方がないでしょう。
スピードの出しすぎにはご注意いただいて引き続きサイクリングを楽しんでいただけたらと思います。