ペリリュー-楽園のゲルニカ-を観に行ってきました。
番宣に登場する3頭身のキャラクターに惹かれて。
エンドロールが終わり、
戦争は、しない・させない努力が必要なんだと感じました。
しない・させない努力のうえで戦争の無い世界が今にも崩れそうな微妙なバランスのなかで維持されているんだと。
現実をみると、実感がないだけで、やるせない戦争は存在し、続いている。
想像以上に戦争は身近にあるものなんだ。
その時々の主権者による考えやエゴによって多くの犠牲者が今もなお生まれている。
何のために。誰のために。
主人公が相手にやられそうなとき、主人公はやられないでって感情移入したけれど。相手をやっつけた時、良かったって安堵したけど、その相手もまた人間なんだよな。
何なんだろう。昭和世代の僕が学校教育で教えられてきたことと今まで読んできた本や観て来た戦争映画のおさらいを観た感じなんだけど、現在僕の子供たちは戦争についてちゃんと教育を受けているのだろうかと心配になった。
僕の感情が全うだとすると戦争に対するこの感情はちゃんと受け継がれていくのだろうかと。
子供にもこの映画を見せたいと思った。
おりしも主権者の不用意な一言で、潜めていた猛獣を覚醒させてしまい、本来苦しまなくてもよい人たちが経済的に苦しんでいる。言ってしまったからどうしようもないものなのか。
これ以上苦しまなくてもいいように、敵味方となってしまう前に、しない・させない気持ちで争いや戦争を回避できれば良いのだが。
この何気ない日常が続きますように。