こういう寒い時期は、どちらかというと春に向けての整備依頼が増えますが、今回ご依頼いただいた作業内容は。。。
ヘッドの動きが固まりハンドルがきれなくなったので、それを何とかしてほしいとのことでした。
ご利用の変遷を見てきていないので自転車の状況が詳しくは分かりませんでしたが、
その申告症状と外観から一筋縄ではいかないのは容易に想像がつきました。
ハンドルを外してコラムスペーサーをとって、フロントフォークを叩き出せば済むはずが、少しコラムを叩いてみてもビクともしません。相当錆びて固着しているようです。
この時代のピナレロのヘッド部分は、フレームにベアリングが乗っかり、そのベアリングに富士山型のトップキャップが圧入されている構造になっています。
コラムがカーボン素材にも関わらず、これだけ固着しビクともしないのは、そのベアリングと金属製のトップキャップが想像以上に錆びているのだろうと思いました。
コラムを上からたたいてもコラムが破損しないようにピナレロの輸入元カワシマサイクルさんから専用工具をお借りして、コラムを保護しながら本気でバンバン叩きまくること30分以上。浸透性の高いオイルをたらしたり手製の工具を用いて色々工夫した結果、ようやくフロントフォークが抜けました。
あきらめなくてホント良かった。
これで第一段階終了です。