乗鞍の2日目は、早朝の時間を使って次男と一緒に1時間ほどのサイクリングを楽しみました。
とは言え、走り出したら前日走った方向に足が向き、結局のところプチヒルクライムに。
当初は、小学四年生にとって登るだけでは楽しくないであろうと思い、
駐車場から休暇村 乗鞍高原までの片道約2.6kmを往復してから、残りの時間は駐車場周辺のまだ走ったことのない道を走る予定でした。
ところが、途中で陽気なイギリス人に追い付いたことがきっかけで、休暇村 乗鞍高原を通り越し、次の区切りの良い場所として片道約6.9km先の三本滝レストハウス前で折り返すことになりました。
20年前日本に住んでいたことのあるそのイギリス人は、白馬に別荘があるという。そこから少し遠出して車で初めて乗鞍を訪れ、朝の涼しい時間を狙って畳平を目指しグラベルロードで走っている真っ最中でした。
白馬のことや、イギリスに所有している自転車のこと、前日の雨のこと、体重があるのでのぼりはゆっくりであることなど、他愛もない話を流暢な日本語で途切れることなく話してくれました。
そんなゆっくりペースの2人にしびれを切らした次男は、1人でグイグイ先にすすみ、折り返しはまだかまだかと嘆きながら走り続けました。追いかけ追い付いた僕は、もうすぐだ、あとちょっとだ、もう少しで折り返しが見えてくるとサイクリストお決まりのもうちょっとサギで、目標の場所まで頑張らせ、次男は嘆きながらもなんとか三本滝レストハウス前にたどり着くことができました。
到着直後は笑顔はなく恨みしかないような表情もゲートの守衛さんに記念写真を撮ってもらう頃には、いつもの表情に戻りました。
気を取り直して下り始め、遅れて上ってきたイギリス人にすれ違いざまに挨拶をかわし、朝食に間に合うよう慌てて来た道を降りて行きました。
そして朝食後、宿のチェックアウトを8時30分に済まし、14時30分から始まる長男の部活動に間に合うように超特急で学校に送り届けたのでした。